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 奇人、異端、型破り……。どんな言葉を連ねても、この人を形容しきれない。昭和の後期に数々のヒット雑誌を世に送り出した編集者・末井昭(69)。作家として書いた新刊が発売され、半生をつづったエッセーが映画化されるなど、再び脚光を浴びている。いったい何者なのか? 本人をたずねた。(小峰健二)

 キャバレーの看板描きやイラストレーターなどを経て末井が知られるようになったのは1970年代。知人の誘いにのり、27歳で創刊した雑誌『NEW self』(75年~)は女性のヌードグラビアがメインではあるが、それ以外のページを末井が好む作家の文章などで埋めた。

 田中小実昌や嵐山光三郎が連載を持ち、南伸坊がイラストを描いた。赤瀬川原平にも原稿を依頼し、タモリやピンク・レディーのインタビューも掲載。グラビア連載を持った荒木経惟とは以後、深い関わりを持つようになる。

 手本としたのは、若松孝二監督や若松プロダクションが手がけた映画だったという。末井が当時を振り返る。

 「ストーリーは難解だけど、男女の絡みがあればピンク映画館でもかけられる。裸が16ページほどあればエロ雑誌が売れていた時代だったので、あとは自由にやれるぞ、と。それでファンだった人に依頼したんです」

 雑誌は売れた。だが思わぬ事態…

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