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 みずほフィナンシャルグループ(FG)は15日、現金を使わない電子決済の実証実験を、4月から福島第一原発内のコンビニエンスストアや食堂で始めると発表した。利用者はスマートフォンで店頭の「QRコード」を読み込んで支払う。福島第一原発で実験するのは、当初は利用者を限定するほか、復興をアピールする狙いがある。地元の東邦銀行と共同で行う。東日本大震災からの復興に取り組む福島県も協力する。

 福島第一原発ではみずほ銀行の口座を持つ人が対象。6月以降、利用できる店は福島県沿岸部に広げて、東邦銀行の口座を持つ人も使えるようにする。

 みずほFGなど3メガバンクは、QRコードを使って電子決済の普及を共同で進めることで合意し、全国の地方銀行にも参加を呼びかけている。15日に福島市内で会見したみずほFGの佐藤康博社長は「金融界が一体となって一斉に加盟店を獲得すれば、利用者の広まりは圧倒的なスピードで進む」と強調した。会見に同席した北村清士東邦銀頭取は「ATMの少ない過疎地の方々の利便性もあがる」と話した。

 みずほによると、キャッシュレス化には現金を扱うコストの削減などで10兆円の経済効果があるという。