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 「からすのパンやさん」などの作品で知られる絵本作家かこさとしさん(91)が、80年前の小学校卒業時につづった絵日記が今月出版された。戦火を逃れたものが3年前に偶然見つかり、出版社の編集者の目に留まったのがきっかけだ。

 絵日記の題は「過去六年間を顧みて/中島哲(なかじまさとし) 作並び画」。かこさんの本名だ。1926年に福井県で生まれ、小学2年で東京に引っ越した。小学校を卒業する際、担任の先生に「何枚でも書いていい」と言われ、教卓に積まれた原稿用紙に思い出をつづったという。ポスターのような挿絵を約25枚付け、合計110ページもの大作になった。

 東京で「言葉がへんだ」と笑われ、けんかをした時に「忍術」を使ったこと。空襲に関する標語をもじって「入学だ受験だ試験だ勉強だ」と中学受験の目標を立てたこと。当時は相撲が大人気で、友人約60人の「相撲名」も書き記した。林間学校や雪合戦など、楽しかった思い出がある一方、昭和初期の戦争に突入していった社会背景を色濃く反映し、盧溝橋事件や伊勢神宮の参拝についても記されている。

 絵日記は3年前、かこさんが部…

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