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(16日、平昌パラリンピック)

 スノーボード男子バンクドスラローム上肢障害のショーン・ポラード(豪)は、あの日から両手がない。5位でゴールし、カギ状の義手がついた右手を掲げてみせた。

 4年前、ガールフレンドと豪南部にサーフィンに出かけた。そこで2匹のホホジロザメが襲いかかってきた。腕にかみつかれ、海中に引きずり込まれる。必死に逃げ延びた時には、左腕と右ひじから先が食いちぎられていた。大量の輸血を受け、一命を取り留めた。

 翌年からスノーボードを始めた。雪山が近くにないため、スケートボードで練習。26歳で初のパラリンピックにたどり着いた。

 レースを終え、あの惨劇を浜辺から見ていたガールフレンドと抱き合った。「表彰台に行けるかなと思ったんだけど、最高の舞台だった」(高野遼)