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 汚職疑惑が相次いだ南アフリカのズマ前大統領(75)が、1990年代の武器取引に絡む汚職など16の罪で起訴されることになった。検察当局が16日、発表した。来年に総選挙を控える中、与党のアフリカ民族会議(ANC)は清廉さをアピールし、ズマ氏の汚職で低下した支持を回復させる狙いとみられる。

 AP通信などによると、検察当局はズマ氏が詐欺や汚職、恐喝、マネーロンダリングなどの罪で起訴されると発表。ズマ氏は副大統領だった99年、300億ランドの武器購入の際に金銭を授受した疑いが持たれている。

 ズマ氏は故マンデラ元大統領とともに、アパルトヘイト(人種隔離)政策の廃止に貢献。だが、2009年に大統領に就任すると、自宅改装などに公金を流用するなどし、大統領として権力を掌握することで訴追を免れてきたという。

 昨年12月のANC議長(党首)選では、汚職撲滅を訴えたラマポーザ副大統領(65)が当選。求心力が低下したズマ氏は今年2月、ANCの求めに応じて大統領を辞任した。(石原孝

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