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 16日午後8時15分ごろ、東京都多摩市諏訪2丁目のマンション住人から「女性の叫び声が聞こえ、人が倒れている」と110番通報があった。警視庁によると、マンションの外階段付近で20代くらいの女性が顔付近から血を流して倒れており、約1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。女性の首のあたりには刃物で切られたような傷があり、警視庁は殺人事件と断定して捜査を始めた。

 捜査1課などによると、防犯カメラに女性の後ろを歩く上下黒っぽい服の男が映っていたといい、事件と何らかの関係があるとみて調べている。女性の近くには傘とバッグ、運転免許証などが落ちていたが、凶器は見つかっていないという。

 現場は京王永山駅から南に約560メートルの団地やマンションが立ち並ぶ地域。女性が倒れていた建物は11階建てで、周辺の広い範囲に規制線が張られ、1階周辺の階段を中心に鑑識活動が続けられた。

 隣の棟の男性は「4年ほど前から住んでいるが、不審者の情報やトラブルは聞いたことがない」と驚いた様子だった。男性と同じ棟に住む20代の女性は「家の近くに救急車などが来ていて、騒然としていた。現場の階段には血が流れていて、バッグやジャケットが見えた」と話した。