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香取慎吾とみた平昌パラリンピック

 平昌冬季パラリンピックに、2大会ぶりに出場したパラアイスホッケーの日本は5戦全敗。1勝が遠いまま、8位で今大会を終えました。それでも、初戦の韓国戦を現場で、全力で応援した朝日新聞スペシャルナビゲーターの香取慎吾さんには充実感がありました。

 ――チームの平均年齢が香取さんの年齢41歳とほぼ同じ、パラアイスホッケー日本代表の雄姿も印象に残った。1勝が遠く最下位8位に終わったが、その戦いぶりも目に焼きつけた。

 「がんばれ、いけー! 初めてみたけど、自然と声が出てしまう。日本の初戦の相手は地元韓国。見ているこちらが心配してしまうほど、スレッジ(そり)や体のぶつかり合いが激しい」

 「普段とは別人のよう。初戦の2日前に選手村で選手とお会いしたんです。その時はすごくリラックスしていたのに」

 ――競技は全5試合の長丁場だ。

 「気を張り続けていると疲れてしまうと主将の須藤選手は言っていた。リンクの上では一転、燃えたぎる思いがプレーに出ている」

 ――試合終盤、韓国に2点目を奪われた。

 「熱く燃えた男たちが、お互いに励まし合っている。すごく重い失点のはずなのに、『まだ、これから。みんなで行こうぜ』と気持ちを一つにしているように見える。がんばれ!」

 ――そして、待ちに待った日本の得点だ。

 「得点したのは誰? 高橋選手だ。最初に選手村で会った選手。すごい。みんな大盛り上がり」

 「みんな完全アウェーと言っていたけど、聞き慣れた『ニッポン、チャチャチャ』の声援も響いている。日本の応援も相手に負けていないと感じる」

 ――今大会、日本から唯一出場した団体競技だけに、応援にも熱が入った。

 「人は誰でも褒めて欲しいし、応援して欲しい。ぼくだってそう。だけど、そうしてもらうためには、逆に応援してみることがいいんじゃないかな。して欲しいことを逆にしてあげることで、感じられることがある。すごくすがすがしい気持ちになれました」(構成・榊原一生)

協力:日本財団パラリンピックサポートセンター
https://www.parasapo.tokyo/