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 鶴岡市立加茂水族館で17日、昨年秋に保護したキタゾウアザラシの公開が始まった。生息域まで遠く、危険も伴うため海に戻さず、飼育を続けることにした。

 昨年10月中旬、市内三瀬の砂浜で保護された時、体長は2・1メートル、体重273キロ。3歳ぐらいのメスとみられ、衰弱していた。順調に回復し、アジやサバなどを1日に14キロ食べ、体重は420キロほどになった。

 公開に合わせて、バックヤードから広い展示用プールに移された。ゆったりと泳ぎ、大きな目でガラス越しに来館者を見つめる。生後11カ月の遥稀(はるき)くんと一緒に訪れた三川町の大川敏征さん(28)、美樹さん(26)夫婦は「大きいですね。この子が話せるようになったらもう一度来て、感想を聞いてみたい」。

 キタゾウアザラシは北米大陸の西海岸などに生息。メスは体長3メートル、体重800キロにもなる。同水族館によると、国内で飼育している施設はほかにないという。夏休みに合わせて名前を募集する予定だ。(佐藤孝則)