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 無病息災を祈る大わらじ作りが17日、山梨市牧丘町隼の道赤土地区で行われた。江戸時代初めからと伝わる伝統行事で、縦3メートル、横1・5メートル、厚さ0・3メートル、重さ250キロの大わらじが、桜の木につり下げられた。

 地区の言い伝えによると、悪病が流行して住民が苦しんでいたところ、旅をしていた僧が祈禱(きとう)して悪病がおさまった。僧の片方のわらじが残されていたことから、大わらじを作って木につり下げ、1年間の健康を祈るようになったという。

 道赤土地区に住む全11戸の11人が、朝から約5時間かけて完成させた。わらを結ってわらじの形を作り、全員で抱えてつり下げた。三井親(ちかし)さん(71)は「みんなで力を合わせ、いい形のわらじができた。今年も健康に過ごしたい」と話した。(田中基之)