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 大阪府吹田市の万博記念公園にある「太陽の塔」の内部が再生され、19日から48年ぶりに一般公開が始まる。18日に記念式典があり、人気バンド「DREAMS COME TRUE(ドリームズカムトゥルー)」らが参加して、思い出の塔の復活を喜んだ。

 太陽の塔は芸術家の故岡本太郎が手がけた「テーマ館」の中心だった。万博閉幕後、内部は原則非公開となっていたが、大阪府が約18億円を投じて一昨年から耐震改修を施したほか、高さ41メートルのオブジェ「生命の樹(き)」と、万博閉幕後に行方不明になった第4の顔「地底の太陽」を再生した。内部再生に充てる寄付金も約1億6千万円集まった。

 万博当時、生命の樹には292体の生物模型が取り付けられていたが、閉幕後に大半が処分され、約70体しか残っていなかった。今回183体を再生し、根元から樹の上に向けて生物が進化する過程を表現した。

 記念式典では、小学6年生の頃に大阪万博を体験したドリカムのベース・中村正人さん(59)があいさつし、「48年ぶりの内部公開に身震いと鳥肌が立ちっぱなし」と復活を喜んだ。公開を記念したドリカムの無料ライブも開かれ、約14万人の応募から抽選で選ばれた約7千人が参加した。ドリカムの人気曲「大阪LOVER」も披露し、「万博公園の太陽の塔 ひさびさ見たいなぁ!」と歌うと、ひときわ歓声が上がった。

 万博当時にガイド役や日本万国博覧会協会の職員としてテーマ館で働いた18人も式典に参加した。「復活する太陽の塔で同窓会がしたい」と声を掛け合ったという。ガイド役の塩中映子さん(73)=大阪府豊中市=は、「こんな日が来るなんて思っていなかった。感無量です」と喜んだ。(太田成美)