【動画】九大フィルハーモニー、200回目の定期演奏会へ=倉富竜太撮影
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 九州大学の学生でつくる「九大フィルハーモニー・オーケストラ」が8月、初の東京公演に挑む。地方の学生オケが、クラシックの殿堂とされるサントリーホールで演奏を披露する機会はめったにない。6月に第200回の定期演奏会を福岡で開き、来年には創設110年を迎える。年月をかけて熟成してきた「九大サウンド」の神髄を東京の聴衆に届けようと、熱のこもった練習が続いている。

 九大の伊都キャンパス(福岡市西区)。真新しい校舎の奥の課外活動施設で、週3回の練習が続く。「まさかサントリーホールで演奏できるなんて。しかも、多くの人に来てもらえる土曜日。すてきです」。東京公演の実行委員長、法学部3年の前川知穂さん(21)は声を弾ませる。

 九大フィルは1909年に誕生した。創設者は初代精神科教授で、バイオリンの名手だった榊保三郎(さかきやすさぶろう、1870~1929)。福岡出身の作家、夢野久作の怪奇小説「ドグラ・マグラ」の主人公、正木博士のモデルにもなった異才だ。

 03年、東大助教授だった榊は…

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