【パノラマ動画】太陽の塔、48年ぶりに内部を一般公開。解説の声は内部展示プロダクトディレクターの並川恵一さん=細川卓撮影
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 大阪府吹田市の万博記念公園にある「太陽の塔」の内部が再生され、19日から48年ぶりに一般公開が始まった。この日は事前予約のファンら約700人が訪れ、1970年の大阪万博閉幕後に行方不明になった「地底の太陽」や、高さ41メートルの「生命の樹(き)」の復活に歓声を上げた。

 太陽の塔は芸術家の故岡本太郎が手がけた「テーマ館」の中心にあり、内部にも展示空間が広がっていた。塔は閉幕後に撤去予定だったため、生命の樹に取り付けられた生命の進化の過程を表す292体の生物模型も大半が処分された。保存運動もあって塔は残ったが、内部は原則非公開とされて老朽化が進んだ。

 その後、塔の耐震補強が必要となったことから、併せて内部を再生させることを決め、一昨年秋から大阪府が約18億円をかけて再生事業を進めてきた。生物模型も183体を再生した。

 東京都豊島区の会社員森田祐輔さん(28)は「塔の中にこんなに広い空間が広がっているとは思わなかった。真っ赤な空間にただただ圧倒された」と感激していた。

 内部の見学には事前予約が必要。問い合わせは太陽の塔入館受付(0120・1970・89)。太陽の塔オフィシャルサイトで4カ月先まで予約できる。19日午前10時現在で7月まで予約で埋まっている。(太田成美)