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 72歳と45歳の母娘がこの春、宮崎学園短期大学(宮崎市清武町)を卒業した。宮崎市の永井百合子さんと長女るりさん。「もう一度学びたい」と短大の門をくぐって2年。二十歳前後の学生たちに交じり、そろって晴れの日を迎えた。大学によると、親子同時卒業は初めて。

 百合子さんは、夫道文さん(77)が「平和が丘幼稚園」(宮崎市)を経営することになったため、15年前、関東から宮崎市に移り住んだ。24歳で結婚するまで小学校の教壇に立った経験もあった。幼稚園での日々を楽しそうに語る夫を見て、「昔を思い出して、自分も再スタートしてみたくなった」。幼稚園で働ける資格を取ることにした。

 一方、るりさんは2年前、東京から両親が暮らす宮崎市に移住し、働くために資格を取ろうと考えた。2016年、母と一緒に保育科を受験し、一緒に入学した。

 50年近く専業主婦を続けてきた百合子さん。学生生活は高校以来だった。「とにかく暗記ができなくて」と苦労しながら必死に学んだ。平日は午前8時半から午後5時ごろまで座学や実習、家でも宿題とハードな日程に体調を崩すこともあった。家族からは「休んでもいいんだよ」と言われたが、他の学生と同じように学んで卒業したいという思いが強く、休まず通った。

 るりさんも車で一緒に通うなど母を支えた。大学からのお知らせを母の分もチェックし、細かく伝えた。百合子さんは「娘と過ごしたのは27年ぶり。こんなにしっかり者だったんだなと感心しました」と話す。

 昼休みには孫のような年代の学…

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