宮内庁は19日、天皇、皇后両陛下が、神武天皇をまつる橿原(かしはら)神宮(奈良県橿原市)に銅鏡(どうきょう)や鏡箱(かがみばこ)を贈ったと発表した。両陛下が2016年4月、神武天皇の没後2600年にあたり橿原神宮に参拝した時に銅鏡を贈る意向を示し、京都市の名工らに作らせたという。

 銅鏡は青銅製の円形で直径約24センチ。背に「八咫烏(やたがらす)」などの模様が描かれ、付属品のひもには皇后さまが育てた在来種のカイコ「小石丸」の絹糸が使われた。

 橿原神宮には過去に、明治天皇が太刀を、明治天皇の皇后だった昭憲皇太后が鏡を贈り、現在は宝物館に展示されている。(緒方雄大)