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「生物情報アプリ」を開発する社長:藤木庄五郎さん(29)

 鳥や昆虫、花などの生き物をスマホで撮影すると、人工知能(AI)が自動で名前を判定してくれる――。そんなアプリを開発中だ。撮影した生き物の画像を「マイ図鑑」に登録したり、投稿して仲間と共有したり。それぞれの生き物とどこで出会ったのか、地図上に示すこともできる「生物情報アプリ」だ。

 大学院生時代、樹木を調査するためにマレーシアのジャングルで生活した。そこで見たパーム油用の広大なヤシ農園や荒れ果てた熱帯雨林が、目に焼き付いている。「生物の多様性は、長い目で見れば医薬品の開発など人類の利益にもなるはず」。にもかかわらず、膨大な数の生き物が失われていく。その現状に、危機感を抱いた。

 アプリなどを通じて集めた生き物の情報をデータベースとして提供すれば、ビジネスに役立つと考えた。起業を後押しする京都大学の授業で事業計画をまとめたところ、最優秀賞に選ばれた。周囲からは「ムリだよ」と止められたが、友人と昨年5月に会社を設立。膨大なデータを蓄積できれば、環境調査などに生かせると期待する。

 試作版の評価は上々。改良を重…

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