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 フィギュアスケートの世界選手権は21日、イタリア・ミラノで開幕する。男女とも上位2人の順位合計が13位以内なら、来季、さいたま市で行われる次回大会の出場枠3を確保できる。有力選手がそろわなかった日本にとっては底力が試される。

 男子はエースの羽生結弦(ANA)が欠場。平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)は、五輪でくたびれて取り換えた靴がなじまずに苦戦中で「間に合わせられなかった。諦めず頑張りたい」と語った。

 3枠のカギを握るのが、平昌五輪18位の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)だ。20日の練習では五輪でミスが出た4回転サルコーを繰り返した。「準備したことを五輪で出す難しさが身にしみた」。雪辱を期す舞台で「自分が(来季も)出るためにも(枠を)勝ち取りたい」と意気込む。

 羽生の代わりに初出場する友野一希(同大)は、今季シニアデビューした19歳。「今度は自分が引っ張る存在にならないと」。平昌五輪銅メダルのハビエル・フェルナンデス(スペイン)ら有力選手が欠場する中、田中と友野は1桁順位を狙いたい。

 女子は平昌五輪4位の宮原知子(関大)と樋口新葉(東京・日本橋女学館高)の2人が出場。五輪6位だった坂本花織(シスメックス)は出ない。共に今季好成績だった樋口と、それぞれ2枠だった五輪と世界選手権の代表を分け合ったためだ。樋口は「五輪代表を逃した悔しさを試合にぶつけたい」。宮原は「平昌以上の演技をすれば、メダルを目指せると思う」と意欲を口にした。

 平昌五輪を制したアリーナ・ザギトワ(ロシア)、3位のケイトリン・オズモンド(カナダ)は出場するが、2位のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)は欠場する。(後藤太輔