[PR]

内田康夫さんを悼む 作家・赤川次郎

 亡くなった内田康夫さんは私より一回りほど年上だったが、いつも若々しいさわやかさを感じさせた。内田さんが創造した永遠のヒーロー、浅見光彦について、編集者が集まって「どの役者が一番似合っているか」という話になると、結局最後は「一番似合うのは内田さん自身」で、意見の一致をみたものだ。

 内田さんがミステリーの読者の裾野を広げたことは、誰しも認める事実である。各地に残る伝説や伝統を巧みに作品に織り込んで、ロマン溢(あふ)れる緻密(ちみつ)なタペストリーを仕上げた手腕は誰にも真似(まね)のできないものだった。

 こんな思い出がある。ある女性読者からの手紙を開いたら、

「私はこれから内田康夫さんの作品を読むことにしましたので、先生の作品は卒業させていただきます……」

 何もわざわざそんなこと言って…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら