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 鳥取市長選は25日に投開票され、現職の深沢義彦氏(65)が新顔で共産党県東・中部地区委員長の塚田成幸氏(54)を破り、再選を果たした。4月から中核市に移行する県都のかじ取りを引き続き担う。当日有権者数は15万6538人。投票率は31・51%(前回52・96%)で過去最低だった。

 午後8時過ぎ、鳥取市新町にある深沢氏の事務所に当選確実の一報が伝えられると、支援者から歓声がわき起こった。深沢氏は拍手に迎えられて壇上に上がり、支援する市議や後援会長らと万歳三唱。花束を贈られ、再選を喜んだ。

 深沢氏は「身の引き締まる思い。市政の緩みや停滞がないよう全力で頑張る」と力を込め、「来月から中核市に移行するが、多くの市民の皆さんの英知を結集し、私が先頭に立って輝かしい鳥取市の未来を切り開きたい」と述べた。

 深沢氏は昨年9月に立候補を表明。自民と公明の推薦を受け、共産以外のほとんどの市議が応援した。

 選挙戦では、1期目の実績として、懸案だった市庁舎の整備に着手したことや中核市への移行を進めたことなどをアピール。2期目でも福祉の充実や地元中小企業の振興、中心市街地のにぎわいの創出などに継続して取り組むと訴えた。

 塚田氏は代表を務める政治団体「住民の声で鳥取市政をつくる会」から立候補。水道料金の値上げの再検討や総合支所の職員の増員などを訴えたが、立候補表明の出遅れなどが響き、及ばなかった。(横山翼)