拡大する写真・図版 カラスの人工巣(フェイクネスト)作り。ひも状のポリエチレン樹脂を編み込んで作る=愛知県新城市、戸村登撮影

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 カラスの繁殖期を前に、「巣」作りが最盛期を迎えている。巣を作っているのはカラスではなく、人間。カラスの営巣で停電などが起きないよう、送電鉄塔の安全な場所での営巣を誘導する用具だという。

 人工巣(フェイクネスト)といい、直径約40センチ、高さ約20センチのかご形で、重さは約1・5キロ。人工物に見えないよう、熱したひも状のポリエチレン樹脂を人の手によって、巣の骨組みの形に編み込む。電力会社の注文で、ゴム・樹脂・ウレタン製造加工販売の愛洋産業(名古屋市)が開発した。委託先の協力工場(愛知県新城市)で年間400個程度つくる計画だ。(戸村登)