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 内戦が続くシリアから逃れ、日本で難民と認められなかった20~30代のシリア人男性4人が、国に難民認定を求めた訴訟の判決が20日、東京地裁であった。林俊之裁判長は「迫害を受ける恐れはない」などとして、4人の訴えをいずれも退けた。

 判決によると、4人は2012年に入国。シリアで民主化運動に関わったとし、「本国政府に迫害される恐れがある」と主張していた。

 林裁判長は現在も日本国内にいる2人について、「参加したデモは地方の数百人規模のものだ」などと指摘し、迫害の恐怖を抱くまでの事情は認められないとして訴えを退けた。すでに16年に日本を出国した2人の訴えは却下した。

 判決後に会見した原告のヨセフ・ジュディさん(34)は「全世界がシリアの状況を知っている。現状は12年より悪化しており、日本の裁判所は私の境遇を理解してくれていない」と訴えた。(後藤遼太)