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 沖縄本島北部にある人口3千人あまりの大宜味(おおぎみ)村の役場敷地内に「憲法9条の碑」が建った。改憲論議が盛んになる中、碑には戦時中、米軍に沈められた疎開船から生き残った女性や、戦争の悲惨さを知る村長らの強い思いが込められている。

 碑は高さ約2メートル。9条の1、2項全文が刻まれている。その上に「命(ぬち)どぅ宝」(命こそ宝)という文字を、平和の象徴のハトが9羽で囲むデザイン。昨年12月26日に除幕された。

 建立に尽力した一人が、元教諭で村在住の平良啓子さん(83)だ。

 戦時中の1944年8月、沖縄から本土に向かう疎開船「対馬丸」に乗船。約1800人が乗っていたが、米潜水艦に撃沈された。対馬丸記念館(那覇市)によると、学童784人を含む1400人以上が亡くなった。国民学校4年生だった平良さんは、6日間漂流し、無人島に流れ着いて助かった。

 こうした経験から「戦争は絶対に許されない」という信念がある。「大宜味村憲法九条を守る会」の世話人代表も務める。

 沖縄県では85年以降、「9条の碑」が各地ででき、平良さんも「村に欲しいなあ」と思っていた。安倍内閣は、集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更や、安全保障法制の制定をした。首相は昨年5月の憲法記念日に、自衛隊の存在を書き込む9条改憲案を提起した。

 「若者を戦地に送り、人を殺し…

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