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 神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件で、警視庁は22日、さいたま市の高校2年の少女(17)に対する殺人などの疑いで、この部屋に住んでいた白石隆浩容疑者(27)を再逮捕し、発表した。容疑を認め「金が欲しくて2万か3万円くらいを取った」と述べているという。

 白石容疑者はこれまでに1都4県の15~26歳の8人への殺人容疑などで逮捕されており、10回目となる今回で、被害者全員について殺人容疑で逮捕されたことになる。東京地検立川支部は4月にも白石容疑者を鑑定留置し、刑事責任能力などを調べる方針だ。

 捜査1課によると、再逮捕容疑は昨年9月30日ごろ、自宅で少女の首をロープでつって殺害し、10月上旬までに遺体を箱などに遺棄したというもの。白石容疑者は、自殺を話題にしたツイッターで少女と知り合ったと説明。「やりとりの中でお金を持っていると知った相手なので、印象に残っている」と述べているという。室内からは少女の交通系ICカードとカードケースが見つかったほか、少女のDNA型と一致する血痕が見つかっている。

 少女は昨年9月30日、「お昼ごはんを買いに行く」と言って外出したまま連絡がとれなくなった。カードの履歴などから同日午前11時15分ごろに自宅近くの駅に入り、午後1時15分ごろには現場最寄りの駅を出たことが確認されている。午後2時半ごろ、現場近くを白石容疑者と2人で歩く姿が防犯カメラで確認されているが、母親が午後4時過ぎに送ったLINEのメッセージは既読にならなかった。警視庁はこの間に殺害されたとみている。