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杉本昌隆七段の「棋道愛楽」

 将棋の師弟を例えると、「親子」のような関係です。私の師匠、板谷進九段は47歳の若さで亡くなりました。当時、私は修業中の19歳。「恩返し」とも言われる師弟対局はできませんでした。30年経った今でも悔いを残しています。それだけに、3月8日に大阪であった藤井聡太六段との対戦は特別な思いがありました。

 対局日の朝、控室で棋士数人と顔を合わせます。藤井六段もいました。あいさつ以上の会話はなく、ピリピリした空気が流れます。決して仲が悪いわけではありません。相手が誰であろうと、将棋盤の前に座れば目の前の勝負に全力を尽くす。これが棋士の性(さが)だからです。

 藤井六段は、師匠と対戦している感慨など全くなかったでしょう。私も途中から相手が弟子であることを忘れていました。

対局中は会話こそ交わしませんが…

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