沖縄県を訪問中の天皇、皇后両陛下は28日、那覇空港発の特別機で日本最西端に位置する与那国島に到着した。天皇陛下は象徴としての立場から遠隔地や島々への訪問を大切にし、これまで全国各地の50以上の島を訪れてきた。8月初旬には北海道の利尻島への訪問も検討。退位を前に、訪れたことのない離島への旅が続く。

 与那国島では東(ひがし)牧場を訪れ、与那国馬の頭をなで「ずいぶん小さいね」と笑みを浮かべた。午後には伝統芸能の棒踊りを鑑賞し、日本最西端の碑を訪れる。

 宮内庁関係者によると、天皇陛下はかねて、遠隔地や離島での生活には不便があるだろうと気に掛け、現地で住民と直接向き合うことを願ってきた。

 即位した1989年には北海道の稚内市で日本最北端の宗谷岬を視察。2004年には沖縄県の石垣島や宮古島、17年には鹿児島県の沖永良部島や与論島を初訪問した。(島康彦