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 看護師や医師の2割が残業代を職場に請求していない――。日本医療労働組合連合会が22日、医療現場の時間外勤務の実態についてこんな調査結果を公表した。病院などに対し労働時間管理の徹底を求めるとともに、啓発活動の強化が必要だとしている。

 昨年9月から今年1月にかけて、医療現場で働く1万1189人に退勤時間や残業代請求の有無について聞いた。

 調査日に残業をしていたのは61%。一方、残業代を「すべて請求している」としたのは36%、「一部している」は36%、「していない」は20%だった。

 理由として「請求できない雰囲気」「請求できると思わなかった」「上司に言われている」などが挙がった。若い人ほど残業代を請求しづらく、未払いが違法だと認識していない傾向があるという。

 医労連の温井伸二書記次長は「高校や大学で働くルールの教育も必要だ」と指摘している。(野中良祐