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 発酵した米から抽出したエキスに、肌のてかりやべたつきを抑える効果があることを香川県の老舗造り酒屋が見つけ、美容液を作った。厚生労働省が安全性と有効性を認め、美容液は4月から医薬部外品として販売される。

 表皮の脂分を洗い流すのではなく、皮脂をつくる細胞そのものに働きかけて分泌を抑える。承認審査をした医薬品医療機器総合機構によると、こうした効能が認められたのは初めて。医薬部外品として、新規の効能が認められたのはこれが4例目という。

 販売するのは安政元年(1854年)創業の「勇心酒造」(香川県綾川町)。醸造技術を生かして半世紀前からバイオ研究を進め、「ライスパワー」の名称で保湿剤や入浴剤などを商品化してきた。

 エキスを成人男女26人の顔の片側に朝晩2回塗り、反対側にプラセボ(偽薬)を塗ったところ、エキスを塗った側の皮脂の量が2割減った。培養した皮脂腺細胞を浸すと、脂質の合成量が5分の1になった。一方、61人が3カ月使う安全試験で湿疹や炎症などの報告はなかったという。

 勇心酒造は2008年に医薬部外品の審査を申請。他社の化粧品による白斑症状の健康被害などがあり時間がかかったが、7年がかりで承認された。美容液「ライース クリアセラムNo.6」(30ミリリットル税抜き5千円)は、4月から東京・日本橋や高松、福岡など三越百貨店内の6店舗で販売する。問い合わせは同社(https://www.ricepowershop.jp別ウインドウで開きます、電話0120・73・4141)へ。

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東山正宜