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 福島第一原発事故後の除染事業を発注した福島県田村市に偽の領収書を出して約7600万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた安藤ハザマ東北支店の元作業所副所長、山下雄一被告(48)と元工務担当課長、茂呂吉司(よしじ)被告(50)に対し、東京地裁は23日、それぞれ懲役2年6カ月執行猶予4年(求刑懲役2年6カ月)の判決を言い渡した。

 判決によると、2人は2015年7~9月、除染作業員の人数や単価を計4100万円分水増しした宿泊領収書を出し、宿泊費など計7600万円を詐取した。

 検察側は論告で「原発事故からの復興再生を迅速に行おうとする取り組みが大きく阻害された」と指摘。弁護側は、2人が経済的、人事上の利益を得ていないことや諭旨解雇になったことを挙げて、執行猶予付きの判決を求めていた。