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 大阪大は23日、昨年の一般入試での出題・採点ミスをめぐり、追加合格とした受験生に対する補償の基本的な考え方を明らかにした。2017年度に他の大学に払った入学金や授業料など「本来負担する必要がなかった経費」を補償するほか、慰謝料も支払うという。

 昨年の入試では、物理で出題と採点にミスがあった。試験後に外部から誤りの可能性の指摘があったが対応が遅れ、今年1月に受験生30人を追加合格とした。

 阪大によると、他の大学に在籍しているか、受験勉強中の人が1年生として阪大に入学する場合、17年度に別の大学に払った入学金や授業料、予備校代などを支払う。

 他の大学に在籍していて、阪大の2年生に転入学する場合については、17年度の入学金、阪大との授業料の差額などを負担する。

 阪大に入学しない人については、在籍している大学で支払った入学金、授業料と阪大の金額との差額や予備校代などを支払う。慰謝料については「詳細は非公表」としている。また、経済的側面の補償については個別に内容を確認し、公平公正に対応するという。

 西尾章治郎総長は「教職員一同、厳正かつ確実であるべき入学試験において、このような事態を引き起こしたことを深く反省し、信頼回復に向けて誠心誠意、職務に取り組みたい」とのコメントを出した。