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野村修也さん、証人喚問でみえたもの

 今回の証人喚問は、政治的思惑が先行していた気がします。与党側は財務省理財局の責任であると印象づけるのに熱心で、肝心の動機については、証言拒否をかわして切り込む工夫が見られませんでした。野党側は首相を辞任に追い込む材料探しに躍起で、焦点が定まりませんでした。どちらも政治的演出、パフォーマンスが先に立った形です。

62年生まれ。弁護士。専門は企業統治。福島原発事故の「国会事故調査委員会」の委員を務めた。

 国民の期待は、与野党の政争ではなく、真相究明です。そのためには、議員の側に国政調査権を行使しているという自覚と責任が必要です。

 国政調査権の手段は、何も証人喚問だけに限られません。憲法には「証人の出頭、証言、記録の提出を要求することができる」と定められています。真相の究明にはまずは記録を提出させ分析する作業が不可欠ですが、地味な活動なので、政治家の食指が動きにくいのが実情です。

 それだけに、第三者による調査…

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