拡大する写真・図版 ミスが響き5位に終わったザギトワ(右)。演技後はコーチに抱きつき涙した=ロイター

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 フィギュアスケートの世界選手権で5位に終わったザギトワは、23日のフリーの演技後、泣き顔でコーチに抱きついた。得点が1・1倍になる後半に全てのジャンプを入れ、細い体で難しい連続ジャンプも軽々と決めた五輪女王の姿は、そこになかった。

 最初のジャンプ、得点源の3回転ルッツ―3回転ループはルッツで転んだ。続く連続ジャンプでも転倒。さらに、単独の予定だった3回転ルッツに、最初に跳び損なった3回転ループをつけて、また尻餅をついた。いずれも、少しずつ回転が不足していた。

 試合後、コーチが「ザギトワはノーコメント」と報道陣に告げ、こう続けた。「私たちはファンに謝りたい。彼女はわずか15歳でこれが初の世界選手権。緊張に対処できなかった。こんな演技は見たことがない」(ミラノ=後藤太輔