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 中国の劉鶴(リウホー)副首相は24日、米国のムニューシン財務長官と電話会談し、米トランプ政権が知的財産侵害の調査に基づいて中国に新たに科す方針の制裁について、「中国側はすでに準備ができており、国益を守る実力がある」と伝達し、報復する方針を示した。

 中国国営新華社通信が報じた。米国が進めてきた調査について劉氏は「国際貿易のルールに背いており、中国や米国、世界にとって好ましくない」と批判。その上で「双方が理性を保ち、共に努力し、中米の経済・貿易関係が全体として安定している状況を守ることを望む」と要請した。双方は意思疎通を続けることで合意したという。

 トランプ大統領は22日、知的財産侵害の調査に基づき制裁をかける大統領令に署名。世界貿易機関(WTO)提訴のほか、600億ドル(約6・3兆円)相当の中国からの輸入品に関税をかける方針を示している。(北京=福田直之)