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 Q 国会で27日に佐川宣寿(さがわのぶひさ)・前財務省理財局長に対する「証人喚問(しょうにんかんもん)」があるんだってね。

 A 参議院、衆議院で午前と午後に開かれるね。議院証言法に基(もと)づく制度だよ。焦点(しょうてん)となっている問題などの真相を明らかにする必要があると国会が判断した場合、関係者を証人として呼んで証言してもらうんだ。呼ばれた人は特別な事情がない限(かぎ)り、拒(こば)むことはできないんだよ。

 Q 拒否(きょひ)できないの?

 A そうなんだ。かつてはロッキード事件やリクルート事件のような大事件でもあった。学校法人「森友学園」の問題では昨年3月、学園の理事長だった籠池泰典(かごいけやすのり)氏が呼ばれている。

 Q どう証言するの?

 A まず証人は「良心に従(したが)って、真実を述(の)べ、何事も隠(かく)さず、また、何事も付け加えないことを誓(ちか)う」との宣誓書(せんせいしょ)を読み上げ、宣誓書に署名して押印(おういん)する。その後、議員から質問を受ける。1979年のダグラス・グラマン事件では、当時の日商岩井(にっしょういわい)副社長(ふくしゃちょう)の手が震(ふる)えて署名できなかった。とても重い手続きなんだよ。

 Q もし、うその証言をしたらどうなるの?

 A 議院証言法では、うその証言をすれば、3カ月以上、10年以下の懲役(ちょうえき)に処せられる。過去にはうその証言で有罪判決(ゆうざいはんけつ)を受けた人もいるよ。証人は「補佐人(ほさにん)」として弁護士をつけることができる。補佐人は証人の求めに応じて、証言の拒否に関(かん)して助言できるんだ。

 Q 証言することを拒否できるのかな?

 A 刑事訴追(けいじそつい)を受ける可能性がある場合は、証言を拒むことができる。森友学園問題は大阪地検が捜査(そうさ)しているから、今回呼ばれる佐川氏も証言を拒否する場面が多いのではないかとの見方もある。みんなが注目する証人喚問だから、国会で真相を明らかにしてほしいね。(中崎太郎)