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 中国商務省は26日、防腐剤などに使われる化学工業原料「フェノール」が米国などから不当に安く輸入されている疑いがあるとして、ダンピング(不当廉売)の調査を始めたと発表した。米国は先週、知的財産権の侵害を理由に、中国からの輸入品に対して新たな関税を課す方針を決めたばかりで、中国側による報復という面もありそうだ。

 2月に中国国内の化学業界から調査の要請が出ていた。対象は米国だけでなく欧州連合(EU)、韓国、日本、タイからの輸入品も含む。調査は通常、1年以内に結論が出るという。(北京=福田直之)