「既得権」原発、再エネ拡大の足かせ 世界に後れ

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小森敦司
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 平成が始まった頃から、地球温暖化が世界的な大問題になった。日本の電力業界は、運転中に二酸化炭素(CO2)を出さない原発こそ、温暖化対策の切り札との論理を展開。事故を起こしても原発依存をやめようとせず、再生可能エネルギーの加速で世界に後れを取ろうとしている。

 白銀に輝く鳥海山につらなる秋田県にかほ市の高原。森林の中、風の強さなどを調べる高さ60メートルの頑丈なポールが幾重ものワイヤに引っ張られ、日本海からの強風に耐えていた。

 生活クラブ生協・神奈川などが関わる市内2基目の高森風力発電所(約2千キロワット)の計画地にある。1年余りの調査で風量は十分と判明、今頃は着工しているはずだった。

 しかし、計画はいま立ち止まっている。

 東京電力原発事故後の20…

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