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 日本初の本格的なダム撤去となる県営荒瀬ダム(八代市坂本町)の撤去事業が、着手から約6年を経て今月末に完了する。ダム本体の撤去はすでに終わっており、かつての流れが戻った川では、水中の生きものが増えるなど環境の改善も見られる。だが、球磨川全体の再生にはいまだ課題が残ると指摘する声もある。

 県は27日、同市坂本町で知事や市長、国会議員らが出席して「撤去完了式典」を催す。「戦後の本県経済の復興と発展に寄与してきた荒瀬ダムと、支えていただいた地元への感謝の意を表すため」としている。ダム左岸部の展望スペースでは、完成を祝うテープカットも行う。

 荒瀬ダムは1955年、球磨川中流に水力発電専用として建設された。約600メートル離れた県営藤本発電所に水を送って発電し、当時は県内の電力需要の約16%をまかなっていた。

 しかし、65年の大雨でダム湖…

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