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 大塚家具の大塚久美子社長は26日、自身の役員報酬を4割カットする方針を明らかにした。東京都内で同日開いた株主総会の後、報道陣に説明した。2016年7月から2割カットを続けているが、業績悪化が続いていることを受け、減額幅を拡大させる方針で、近く正式に決める。

 創業者で父の大塚勝久氏との「お家騒動」の末、長女の久美子社長が経営権を握った後、業績は悪化。17年12月期の純損失は72億円で、赤字幅は前年の45億円から拡大した。久美子社長は「従業員にも我慢してもらっているので、社長が据え置きというわけにはいかない」と話した。

 午前10時に始まった株主総会の所要時間は2時間7分。110人の株主が出席した。久美子社長は総会で、「業績が振るわず、多大なご心配をおかけしたことをおわびする」と謝罪した。質疑では、業績悪化の説明を求める声に加え、年間配当を下げる方針への批判の声があったといい、「配当を下げるなら、いったん社長を辞めるべきだ」との意見も出たという。総会に出た株主の男性(66)は「業績を回復できないなら、優秀な後継者を見つけるか、お父さんに助けを求めるしかない」と話した。(牛尾梓、筒井竜平)