モスクワ=中川仁樹
ロシア軍は26日、北方領土の択捉島の空港を拠点に、周辺空域で新鋭戦闘機「スホイ35」が迎撃訓練をしたことを明らかにした。インタファクス通信が伝えた。
訓練をしたのは、ロシア極東ハバロフスク地方の基地所属の2機で、訓練を終えて基地に戻った。択捉島にはソ連時代に戦闘機が常駐していたが、現在は常駐する航空部隊はヘリコプター部隊だけとみられる。基地化が進んで戦闘機が配備されれば、周辺空域のロシアの戦闘力が大幅に向上することになる。
ロシアは2016年、択捉島と国後島に最新鋭地対艦ミサイルを配備するなど、北方領土の軍事拠点化を進めている。(モスクワ=中川仁樹)
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朝日新聞国際報道部