【動画】「尋源桜」と名付けられた専称寺のシダレザクラ=筒井次郎撮影
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 境内いっぱいに、シダレザクラの枝がシャワーのように降り注ぐ。香芝市畑7丁目の専称寺(せんしょうじ)。腰の高さまで垂れ下がった枝の間を、地元の家族が通り抜けながら参拝していた。

 樹齢は約200年。10年ほど前は弱っていたが、中川隆宏住職(56)が手入れをして見事な景観を取り戻した。

 「木の名前は?」。長い間、名もなき名木だったが、近年多くなった参拝者から尋ねられることが増えた。中川さんは、浄土宗の開祖・法然上人ゆかりの言葉「尋源培根(じんげんばいこん)(源を尋ね、その根を培う)」から「尋源桜」と名付けた。

 信仰への思いを、半世紀ともに生き、培ってきた木に重ねた。「様々な縁をつなぎ、広げ、深めてくれる桜です」

 メモ 近鉄二上山駅から450メートル。駐車場なし。開門は午前8時~午後9時。(筒井次郎)