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 昨年12月、国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN〈アイキャン〉)」へのノーベル平和賞授賞式で、被爆者として初めてスピーチしたサーロー節子さん(86)=カナダ在住=が11月、母校の広島女学院大学(広島市東区)で講演することが27日、同大学への取材でわかった。授賞式の後、初めての来日となる。

 サーローさんは、13歳の時に広島で被爆した。1954年に同大学英文学部(当時)を卒業後、カナダ・トロントに移住。ICANの活動にも協力しながら、世界中で被爆の実相を伝え、核兵器廃絶を訴えてきた。

 その功績がたたえられ、ノルウェー・オスロで開かれたノーベル平和賞の授賞式では壇上に立ち、原爆で多くの同級生を亡くした経験に触れながら「核兵器は必要悪ではなく、絶対悪です」と訴えた。さらに核兵器禁止条約の採択を歓迎し、「核兵器の終わりの始まりにしよう」「私たちはもはや、恐怖のキノコ雲の下で生きることはしないのです」などと呼びかけた。

 同大によると、講演は11月23日。今年2月ごろ大学側が打診したところ、快諾を得たという。(松崎敏朗)