拡大する写真・図版 「衣替え早すぎたー」。この日は前日の暖かさから一転して冷たい雨。何げない世間話が店内を和ませる

[PR]

 新潟県五泉市橋田地区。田畑が広がる一帯に、客足が絶えない家族経営の小さなスーパーがある。かつては大型店との低価格競争に巻き込まれ、店主は廃業も覚悟した。そこから復活できたわけは、「おいしい」と「うれしい」を大切にしたことだった。

 「ようこそ~」。女性店員があたたかい声で招き入れてくれた。木目の壁や柱が印象的な店内は、とても明るい雰囲気。スーパーの名前は「エスマート」。3代目の鈴木紀夫さん(47)が従業員とともに、廃業寸前から復活させた。

 東京の大学を卒業後、大手スーパーなどで経験を積み、30歳でUターン。しかし、実家のスーパーは、業界の安売り合戦に巻き込まれていた。働けど働けど利益は出ず、客からは、他店はもっと安いと苦情を言われた。「スーパーは人の役に立たない仕事なんだ」。閉店するか業態を変えるか、毎日毎日考えた。

 転機は10年前のある「事件」…

この記事は有料会員記事です。残り1192文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料会員記事です。残り1192文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。残り1192文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら