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 中国のアクション映画「紅海行動 Operation Red Sea」がベトナムで反発を生み、上映開始8日後の24日に上映が打ち切りになった。映画の終盤、中国軍が南シナ海で外国籍とみられる船に「領海から出て行きなさい」と呼びかけるシーンがあり、領有権を争うベトナムの観客から問題視する声が上がっていた。

 映画は、2015年にイエメンで中国軍が実施した中国人と外国人の救出作戦が主題。だが、終盤で場面が急に南シナ海の海上に変わる。地元報道によると、ベトナムでは16日に上映が始まったが、観客から「誤ったメッセージを発している」とクレームがつき、24日に打ち切られたという。

 ベトナムの文化スポーツ観光省は26日、「映画は海上の主権を主張しているとはいえない」との声明を発表した。だが、一部国会議員からも上映を許可した判断を疑問視する声が出た。大手映画館は打ち切りの理由を「不人気のため」としている。(ハノイ=鈴木暁子)

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