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 山口県が作成するレッドリストが初めて改訂され、ニホンジカが削除された。2002年の初版では「絶滅のおそれあり」とされたが、急増したため。かつては保護すべき存在だったが、今では県が捕獲を後押しするほどの害獣になっている。

 県のレッドリストでニホンジカは、絶滅のおそれがある地域個体群として唯一登録されていた。戦後の乱獲で生息数が激減し、1950年代に県西部で確認されたのは約50頭だけだった。

 しかし、その後に生息数は急増。17年度の生息数は推定約1万7600頭で、増え続けているとみられる。県は狩猟期間を延ばし、くくりわなの使用規制を緩和するなど捕獲を進める対策を打っており、21年度までに1万6千頭に抑える計画だ。

 レッドリストは都道府県単位でも作成されている。県は3年前から、初めての改訂作業を進めていた。(棚橋咲月)