【動画】復興支援音楽祭を振り返る秦基博さん=瀬戸口翼撮影
[PR]

 音楽を通じて東日本大震災の被災地を応援する「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」(三菱商事、東日本放送、朝日新聞社主催)が28日、仙台市内で開かれた。サプライズゲストの「ドラえもん」が見守るなか、宮城県内8校の高校生約100人とシンガー・ソングライターの秦基博さんが「ひまわりの約束」を歌った。秦さんは「きょう限りの、特別な『ひまわりの約束』になった」と振り返った。

     ◇

――復興支援音楽祭、高校生との共演はいかがでしたか。

 「高校生の歌声もすてきでしたし、皆さんと一緒に自分のステージもできて、音楽を通じて同じ時間を共有できたことで、楽しい気持ちになって頂けていたらうれしいと思いますね」

――単独ライブのパートも、とても盛り上がっていました。今回の選曲はどのようにされたのですか。

 「僕自身の音楽表現には振り幅があるので、なるべく色々な側面を凝縮した形で、届けられたらいいなと。楽しい楽曲だったり、アコースティックギターの弾き語りだったり、様々な側面にマッチした選曲を意識しながら選んでいきました」

――高校生と「ひまわりの約束」を歌って、合唱だとまた違って聞こえました。この曲の可能性をどう感じますか。

 「本当に、きょう限りの特別な『ひまわりの約束』になりました。高校生の歌声が重なることで、色々な表情、景色が生まれた。本番が一番すてきだったので、ここに向けて高校生のみんなが集中していったのかな」

――みんな違うやり方でいいけれど、そこから一つにつながればいいとステージでおっしゃっていた。

 「歌に『これじゃないといけない』というのはない。『ひまわりの約束』も、僕以外の様々な方が歌って、そこから生まれることって絶対ある。たくさんの声が重なって、その数だけの思いがあって、それが一つになっていく。合唱で音を合わせるためには、自分の思いもありつつ、お互いを意識しなければいけない。難しいことではありますが、こうやって一つになったときはすごく感動的でした」

――音楽と震災復興の関係はどう思われますか

 「音楽にしか出来ないこともあると思う。ライブを見に行ったりするのって、少しだけ非日常。日常に戻っても余韻が残って、元気になったりするのかな。音楽を通じて、この瞬間を楽しむ時間を一緒につくれたらいいなと。音楽に出来ることを探していきたい。自分にできることがあれば、といつも思います」

――きょうは「ドラえもん」が来てくれました

 「ドラえもんのすごさというか、求心力というか……。高校生にも内緒だったんですが、すごく喜んでもらえた。僕も子どもの頃から見ていたのですが、映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌として『ひまわりの約束』を歌わせていただいたことで、より身近に感じています。やっぱりみんなにとって、アイドルというかスーパースターというか……。改めてそう感じました」