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歯の痛み、歯のせいじゃない?知られざる非歯原性歯痛

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武田耕太
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 歯に原因がないのに、歯が痛い。歯科を受診しても、虫歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)などは見つからない。それでも「痛いから」と神経や歯を抜いてもらった。なのに、痛みはおさまらず、より強くなっていく――。これは、歯科医の間で、最近注目され始めている「非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)」の患者の一例です。何が原因なのか。どんな治療法があるのか。非歯原性歯痛に詳しい、日本口腔(こうくう)顔面痛学会の元理事長で、慶応大非常勤講師の和嶋浩一さんに聞きました。

 

わじま・こういち

1951年生まれ。歯科医。78年、神奈川歯科大学卒業。慶応大専任講師などを経て、2017年から浦和吉見歯科クリニックと元赤坂吉見歯科/顎(がく)関節症・口腔顔面痛センターに勤務。日本口腔顔面痛学会元理事長、米国口腔顔面痛学会認定医

 

海外で報告。日本では2000年前後から注目

 虫歯があったり、歯の周囲や歯肉に炎症があったり。こうした歯に原因がある痛みを「歯原性歯痛」と分類するのに対し、こうした歯の原因がないにもかかわらず歯痛が感じられる状態を「非歯原性歯痛」と分類するそうです。

 「でも、歯科医の間でも十分…

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