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 京都大iPS細胞研究所(CiRA(サイラ)、山中伸弥所長)に所属していた研究者の論文に捏造(ねつぞう)や改ざんが見つかった問題で、京大は28日、大学の信用を傷つけたとして、論文の責任著者の山水康平・特定拠点助教(36)を懲戒解雇にし、発表した。京大の調査に対して、山水助教は反省と謝罪の言葉を述べたという。

 山中所長は「今回の論文不正について、私も監督者として処分を受けました。今後、研究倫理への取り組みをより一層強化し、信頼回復に努めて参ります」などとするコメントを発表した。

 山水助教は2017年2月に米科学誌ステム・セル・リポーツに論文を公表。その後の京大の調査で、論文の主要な図6点など計17カ所で、捏造や改ざんがあったことがわかった。

 論文は、脳に入る物質を選別する「血液脳関門」と同様の特徴を持つ脳の血管内皮細胞をヒトiPS細胞からつくったとする内容で、今年2月に撤回されている。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(後藤一也)