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 武田薬品工業は28日、アイルランドの製薬大手シャイアーの買収を検討していることを明らかにした。検討は初期段階で、シャイアーの取締役会とは接触していないという。4月25日までに買収提案をするかどうかを公表する予定。

 シャイアーの時価総額は約280億ポンド(4兆2千億円)で、日本企業として過去最大規模の買収になる可能性がある。

 シャイアーは希少疾患やがんの分野などを手がけ、売上高は152億ドル(約1兆6千億円)。武田は新薬開発でがん、中枢神経、消化器の3分野を重点に掲げており、シャイアーの買収で新薬開発強化につながると期待している。シャイアーの売り上げの約6割を占める米国市場強化につながる可能性もある。

 武田は昨年、がん治療で有望な米医薬品ベンチャー企業を6千億円規模で買収。ウェバー社長のもとでグローバル展開を進めている。(パリ=寺西和男)