【動画】ならサクラ模様 あすか野・住民が育てる桜の通り抜け=筒井次郎撮影
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 生駒市の住宅地に、桜の通り抜けがある。4600人が住むあすか野地区だ。満開の下、新1年生たちがランドセルを背負い、母親が写真を撮っていた。

 桜は住民が世話している。きっかけは6年前、自治会長だった齊藤隆夫さん(76)が住民から聞いた言葉だ。「花の勢いが衰えてきましたね」

 地区への入居が始まったのは1970年代。当時から160本のソメイヨシノが計800メートルの緑道に並んでいた。全国から集まった住民にとってここはふるさと。桜はそのシンボルだ。

 自治会は新たに桜を植えることを決めた。大阪の造幣局のような通り抜けを目指し、5年間で70種類100本を植えた。

 「桜を守る会」も結成した。齊藤さんが事務局長を務める。「暑い日も寒い日も世話してきました。愛着は特別なんです」

 メモ 近鉄白庭台駅から700メートル。駐車場なし。(筒井次郎)