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 イスに座った藤井聡太六段(15)は、左手で消しゴムをくるくると回転させ、「試験」の開始を待っていた。スタッフの「始めてください」の声と共に、用紙を裏返し、詰将棋の図面を食い入るように見つめ始めた。

 詰将棋をいかに正確に、早く解くかを競う第15回詰将棋解答選手権(同選手権実行委員会主催、朝日新聞社など後援)のチャンピオン戦。25日に東京、大阪、名古屋の3会場で開かれた。藤井六段は名古屋会場での参加となった。

 第1ラウンドと第2ラウンドがあり、制限時間は各90分。39手詰めまでの問題が5問ずつ出題される。藤井六段は3年前、まだプロ入りする前の小学6年の時に史上最年少で初優勝。昨年まで3連覇中で、今年も優勝候補の大本命だった。

 第1ラウンド。運営側はとびき…

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