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 宮崎県は、高千穂町の旧土呂久鉱山で起きた砒素(ひそ)公害で、県内の70~80代男女3人を公害健康被害補償法にもとづき、慢性砒素中毒症の患者と認定した。認定は22日付。これまでの認定者数は205人になった。現在生存しているのは49人(男性30人、女性19人)で、平均年齢は82歳。

 県環境管理課によると、同鉱山の操業時期に土呂久地区に居住していた人や現居住者を対象に1973年から毎年検診をしており、昨年5~7月に59人が受診。今回認定された3人は慢性砒素中毒症の皮膚症状や多発性神経炎が認められた。

 慢性砒素中毒症は長い間にわたって人体が砒素化合物にさらされた場合などに見られ、数十年経ってから発症する。公害健康被害補償法にもとづく認定を受けると、慢性砒素中毒症と関連がある皮膚がんなどの病気の医療費が全額公費負担となったり、身体障害の程度に応じて障害補償費が支給されたりする。

 

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(伊藤秀樹)