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 常勤内科医全員の6人が退職する地方独立行政法人くらて病院(福岡県鞍手町)は、新たな医療体制で新年度を迎える。同病院の河野公俊理事長(68)が29日、報道各社の取材に応じ、「地域にとって必要な病院。この1年でもう3人くらいリクルートしたい」と述べた。

 新たな医師の確保は難航し、元産業医大学長の河野理事長自らが4月から常勤内科医となるほか、隣接する介護老人保健施設に2月に赴任した医師を兼務で病院の内科常勤にした。このほか、勤務の曜日を限定した透析専門医らを含め、確保できた内科医は3人相当となるという。

 これまで常に50人程度いて、現在はいなくなった内科急性期病棟の入院患者の受け入れについて、河野理事長は「4月から診れる範囲で受け入れたい」と意欲を示すが、どの程度の受け入れが可能かは不透明だ。一方、4月以降の外来診療枠は、非常勤の医師らによって従来の8割強が埋まったという。

 懸案だった透析患者について、河野理事長は「入院が必要な患者は、担当の医師次第でどうなるか分からない。通院の透析患者は問題なくやれる」と述べた。

 3月末で退職する八代晃院長の後任には、整形外科部長の田中宏明医師(62)を充てる。

 

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(小田健司)